今回は、中高年の転職でよくある苦労の事例をまとめてみた。転職を考えている中高年の方は、ぜひ以下の内容を参考にして動き方をしっかり考えてみてほしい。
【あるある事例1書類審査に通らない】
長年、事務職や技術職などの仕事に携わってきた人の中には自分をアピールするのが苦手な人も多い。いざ書類で自分をアピールしろと言われても無理な話だ。年齢の問題もあるが押しのある売り込みが出来ない場合もある。ここは清水の舞台から飛び降りるつもりで大胆にアピールしたいものだ。
【あるある事例2上司が年下】
転職先の上司は年下なんてことはよくある。「今まで部長の座にいた私がなんでこんな若造の言いなりに」なんて気持ちも出てくるだろう。でもここはグッと我慢して、会社の上下関係を受け入れることが重要だ。変にプライドを持っていると、周りの同僚からも嫌煙されてしまうため、注意が必要である。
【あるある事例3新しい社風、仕事に馴染めない】
違う業界に行くと一から出直しである。新しい仕事を覚えるのについて行くだけで精一杯。気力も体力も使い果たして限界状態にならないように同業種・同職種の転職をおすすめしたい。
【あるある事例4スマホ・パソコンの操作ができない】
今までの職場ではスマホ・パソコンの操作は無縁だったという人もいるだろう。転職先ではまずそんな環境はお目にかかれない。ここは泣く泣く財布の紐をゆるめてでもパソコン教室に通おう。中高年もIT化の波に乗り遅れてはいけないのだ。
【あるある事例5年収の低下】
これもよくありがちな例だ。年収の低下だけでなく昇進も中高年になってからの転職では望めない。それを考慮してでも転職を成し遂げたいのかよく熟考したいものだ。それでも転職を決意した人ならばどんな荒波が来ても乗り越えていけるだろう。
中高年になると体力・気力とも若い頃とは違う。さらに時代が求めてくるものも違ってきている。転職を成功させるには、「これはできないから無理」と投げ出さずに、時代に追いつく努力をしてカバーしていくことが大切だ。